大分というと、山の幸にも海の幸にも恵まれたエリアで、温泉なども多く観光業が盛んなイメージがあるのではないでしょうか。
しかし、大分は高齢化が極端に進んでいて、高齢化率が32.4%、後期高齢化率が16.9%と高めです。
そのため、「医療・福祉」関係による求人が最も多くなっています。
特に、看護師、介護士が不足気味ですので、これらの資格を持っていると転職もしやすいでしょう。

また、大分県は石油化学関連や鉄鋼関連、自動車産業関連、半導体関連の事業を運営する大手の企業の事業所バランスよく存在するため、幅広い職種から求人があり、自分のスキルに見合った働き先も見つけやすい傾向です。
2017年における大分県の有効求人倍率は、1.45倍ですので、求職者一人当たり少なくとも1件以上の求人がある状態です。
なお、大分では県を挙げて医療機器、新エネルギー、食品産業に力を入れ始めているので、これらの分野からも雇用の需要が高まる可能性が期待されています。

大分県で仕事を探すにあたって、おおよその年収情報を知っておくことも大切です。
大分県の平均年収は398万円です。
平均月収は約28万円です。
パートやアルバイトの場合、最低時給は790円です。
国税局の調査によると日本全体のサラリーマンの平均年収は411万円ですので、それを下回っているのは残念なことです。

しかし、大分県では物価が安いですので、それを考慮すれば条件の良い職場を見つけられるかもしれません。
例えばワンルームマンションの家賃で見ていきましょう。
大分市はおよそ4万円、別府市はおよそ3.7万円と、日本国内の他の地域と比べても安いのが特徴です。
月収のうち何割が家賃に取られるのかを参考に求人を選んで行くと良いでしょう。
また大分県で仕事を探している方は「大分じ働こうえ!」でも転職のコツが載っているので、参考にしてみてください。